ひとりシニアの生活になったのは、
6年ほど前のちょうど今頃だったでしょうか。
妻が亡くなって3年ほどして、
同居していた一人息子が、
家を出てひとり暮らしをしたいと、
ようやく我が家にも親離れ子離れの時期が来たのかと、
ちょっと嬉しいような、ちょっぴり寂しいような、
そんな複雑な感情になった記憶がぼんやりあります。
それでも、わりと近くのワンルームに越したので、
暮らしてる空気感みたいなものは、
何となく感じられていたので、
寂しいという感情の中にも若干の安心感もあって、
月に一度は一緒に食事に行ったり、
かと言って、せっかく巣立ちしたのに、
過干渉になっては意味がありませんから、
そこらあたりの距離感みたいなものには、
少し気を遣いながら、
そんな生活が3、4年続いたでしょうか、
今度は、突然、結婚したい!と言って来て、
まあ、こちらは何の前触れもなくですから、
当然びっくりポンなわけですが、
考えてみればもうそんな年齢になってるわけで、
縁があったことも有難いことで、
いよいよ本当の親離れ子離れなんだなと、、。
それが2年ほど前の出来事だったでしょうか、
そこからですね、わたしのほんとうの
”ひとりシニア”生活を実感したのは、
ちょうどその結婚を告げられる少し前に、
わたし自身の生活自体も大きく転換したばかりで、
それまでの会社を解散して、ひとりで仕事する
フリーランス稼業に移行したばかりだったので、
何だかほんとうにひとりぼっちのシニア生活に
突入したんだなあと感慨深いものがありました。
それからほぼほぼ2年弱経って、
ようやく”ひとりシニア生活”も板についてきたかな?。
それは仕事のやり方もそうですし、
食事のこともそうですし、
まあ、生きること暮らすこと、
そんなこんな全般が、
少し落ち着いて来たのかな、みたいな。
まあ、贅沢は出来ないし、したいとも
思いませんが、とにかく”ひとりシニア”は、
”質素倹約”この言葉に尽きると思います。
これからも”質素倹約”を追求する生活を、
日々積み重ねてまいります。笑。
〈今日の昼食〉

