【今日も誰かに】
つい先日、65(ローゴ)歳になった日に閃いた言葉、
「今日も誰かに」、
この「美しき人であれ」というサイトの、
顔ともいうべきメインブログの形容詞を何にするか、
このサイトを3年ほど前に始めてからずっと悩んでいた。
おそらくここに至るまでに20以上の候補が、
あ〜でもないこ〜でもないと変遷してきた。苦笑。
そしてここに来て、65歳の誕生日のウオーキング中に、
突然降ってきた言葉が「今日も誰かに」だった。
今日も誰かに幸せを届けたい。
今日も誰かに喜びを届けたい。
今日も誰かに元気の素を届けたい。
今日も誰かに安らぎを届けたい。
今日も誰かに、、、、。
これだ!と思って、急いで家路に着いた。
帰る道すがら、
そう言えば40年前、
脱サラして始めた事業の最初の名刺に書いた言葉が、
「心からの喜びを届けたい」だったのを思い出して、
人って、持っている本質はそうそう変わるもんじゃないんだなって、
おそらくDNAに組み込まれてるんだろうなって、
そんなことを考えながらひとりほくそ笑んでいました。笑。
40年前に始めた事業、
学生時代の二十歳の頃に志した「25歳で起業する!」
その25歳でっていうのもただ何となくで、
社会人三年経験すれば大丈夫だろうっていうくらいのもので、
当時は高度経済成長の名残りみたいな社会風潮だったし、
バブル経済の予兆みたいなものも微かに感じられるような、
まだ世の中全体に勢いみたいなものが蔓延していた時代で、
結構軽い気持ちでそんな志しを抱いていた気がします。
そしていざ25歳を迎えて、その頃は、
医薬品の納品に病院をまわる日々で、
心の中では、「何か始めないと」って思いながら、
かといってこれといったビジネスプランもなく、
ただ「自分でシャッターを開けてシャッターを下ろす」、
そんなイメージくらいで、具体策もないまま、
自分で勝手に決めた「25歳の呪縛」に迫られて、苦笑。
そして何かの雑誌で読んだ「汚れる仕事は廃れない。」、
それと、日々病院回りをする中で見ていた清掃に従事する人達、
そんな時に偶然見た”カーペットクリーニング事業”の広告、
そんな軽いノリで始めたビジネスだったけど、
いざ始めてみて、”カーペットクリーニング”だけじゃ、
ぜんぜん先行きないじゃんっていうことになって、
そんな時に偶然出会った昔の会社の後輩から、
「ハードフロアのクリーニングが出来たら、
ぜんぜん紹介出来ますよ!」って言われて、
もうこれはやるしかないなって、
電話帳開いて、ビルメンテナンス業の会社の中から、
何となくピン!と来た社名の会社に電話して、
「アルバイトさせて下さい!」って、無謀・笑。
いざ面接で、正直にかくかくしかじか、、。
「そういう事なら時給は半額な!」って、
それでもこちらは、ノウハウを習うわけだし、
「はい喜んで!」
そして、平日は自分の会社の営業をして、
作業で忙しい土日だけアルバイトして、
およそ3ヶ月くらいで基本はマスターしたので、
そこから「ビルクリーニング業」に移行して、
その頃の名刺に書いていたのが、
”心からの喜びを届けたい”っていうフレーズで、
いま40年の時を経て、似たようなフレーズ、
”今日も誰かに”に辿り着いたわけで、
人生って面白いですね。
そういえばアップル創業者のステイーブ・ジョブスの言葉に、
「未来を見て、点を結ぶことはできない。
過去を振り返って点を結ぶだけだ。
だから、いつかどうにかして
点は結ばれると
信じなければならない。」
っていうのがあったな。