【元気ハツラツ】
健康や運命に関係なく、
いつも元気でいられるのが人間である。
今後はこの真理を絶対に
貴重な悟りとして、
たとえ我が身に何事が生じようと、
またいかなる事態に会おうとも、
完全に生きるための
根本基礎となる心の状態を、
断然消極的にしてはならない。
いつも、
「清く、尊く、強く、正しく」という
積極的態度で
終始しなければならない。
そうすれば、自分でも不思議なほど、
元気というものが湧き出してくる。
そしてその元気、つまり元の気が、
ただちに「先天の一気」を呼びよせ、
つまり原動力となり、
健康的にも、運命的にも、
すべてのことが完全に解決されてくる。
元気という気が出たときに、
人間と大自然が完全に結びついた
ことになるからである。
事実、元気が出たときには、
何ともいえない爽快さを
感じるものである。
とにかく、
元気ハツラツたる状態で
生きることこそ、
最も必要かつ大事なのであるから、
心の置き所を常に
積極的にするために、
「自分は力だ」ということを、
断じて忘れてはならない。
〈ほんとうの心の力〉中村天風(著)抜粋引用
サイトタイトル「センテンス工房」は、
”文章を通して元気を届ける”をテーマとして、
その礎となる上記のこの天風さんの文章が大元ではあるのだけれども、
確かに、日頃の日常生活の中では、
「元気?」だとか、
「元気そうで何よりです!」だとか、
ほとんどの人は、
それほど深く考えることなく使っている。
まさに日常会話の王様みたいな言葉ですが、
上の文章で言われている、
その時の健康や運命に関係なく、
いつも元気でいられるのが人間である。
そしてそのことこそが「真理」である。と、
そしてそのことを「貴重な悟り」として、
いかなる事態に会おうとも、
心の状態を断然消極的にしてはならない。と、
その上で、いつも、
「清く、尊く、強く、正しく」という
積極的態度を堅持しなさい。と、
そのためには、「自分は力だ」ということを、
断じて忘れてはならない。と、、。
何とも天風さん風の、
硬い言い回しではありますが、
言わんとされている事は、
理解も出来るし、そうだな、と、
腑にも落ちるわけではありますけれども、
やはり凡人なるかなわたくしなど、
当初、この文章を読んで、ハタと、
「清く、尊く、強く、正しく」という、
この積極的態度、う〜ん、ちょっと、
わたしにはチト荷が重いような、、。苦笑。
読んで最初の一瞬の感想は、
そんな想いだった気がします。笑。
それでも、何度も何度も読み返すうちに、
元の気が、「先天の一気」を呼びよせ、
すべてのことが完全に解決されてくる。
このあたりは、何となく、天風さんの著書
「神人冥合」なんかを読み進むうちに、
「神」とは「大自然」のことであり、
また「人」も「大自然」の一部である。
そんな概念が心に染みわたるなかで、
理解され得たわけだけれども、
まあいずれにしても、
まずは、「自分は力だ」という
大いなる信念、自信を持つこと、、。
ここは断じて忘れないためにも、
このサイトタイトル、「センテンス工房」、
毎日更新で、
良い文章を日々、目にしながら、
一歩一歩、歩んで行こうと思います。