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伝承子へ孫へ

【哲学の巫女・池田晶子】人間が言葉を発しているのではない。人間によって話しているのだ。生涯に一度でも、、。

【池田晶子】

「人間が言葉を話しているのではない。

言葉が人間によって話しているのだ。

生涯に一度でも、

この逆転した視点から、

自分と宇宙を眺めてみるといい。

人生とは言葉そのものなのだと、

人は必ず気がつくはずなのだ。

哲学の巫女・池田晶子はこうも言っています。

かつての哲学者たちは、

今はみんな死んでいる人たちです。

つまり、死者の言葉を

われわれは読んでいるわけです。

哲学書に限らず、

文学書を読むのもそうですが、

われわれは死者の言葉を読んでいるのです。

そうしてみると、

この世のわれわれの話している言葉は、

すべて死者の言葉というふうに

見えてきます。

法律も慣習も伝統的なものも

全部死者の言葉です。

生者が死者の言葉を語っているのです。

そうすると、

動いていないのは実は言葉の側であって、

生きたり死んだりして動いているのは

人間の側だというのが見えてきますね。

言葉はまったく動いていないのです。

『人生のほんとう』引用

この二つの文章を読んでいると、

何だかいかにも哲学的表現で、

凡人のわれわれには、一読した限りでは、

「うん・なるほど」などと、

頷けるわけもないのだけれども、

仮に言葉というものが、

この宇宙に編満存在しているとして、

その言葉がその都度、

人間を通して発しられているとしたら、

成る程、それはそれで言葉の重みも、

なにか違った色や形に思えなくもない。

そう思えてくると、

なるほどさように、

人生とは言葉そのものなのだと、

否、その都度降りてくる言葉にこそ、

人生の何たるかが現されているようにも

感じられてくる気がします。

池田晶子について〉

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