瞑想はヨーガや禅の分野で追究されてきた、一般には求道的、哲学的、宗教的なものでありました。
最近ではマインドフルネスという言葉で表現され、実利的、実際的なものとして注目されています。
まずはアップルのステイーブ・ジョブスが、若い頃禅を学び、結婚の誓いも禅僧の前で行なったことは、
あまりにも有名で、i・podの発想はその賜物であったとも言われています。
また昨今では、グーグル、インテル、ナイキ、フェイスブックなどの世界に名立たる最先端企業でも
社内活動のカリキュラムに瞑想法が取り入れられ、その主目的は生産性・創造性の向上という
経営的課題の解決にあるといわれています。
天風哲学(心身統一法)の瞑想法は「何も考えていない、何も思っていない」(無念無想)
心的状態を感得する方法です。
瞑想とは、心の自然をとりもどすこと。
瞑想とは、自分の良心の声を聞く方法。
瞑想とは、人をポジティブ思考に導くもの。
瞑想とは、心を洗い、整えるもの。
瞑想とは、邪心を清め、本然の自分を取り戻すもの。
瞑想で、「子供心」を取り戻すことによって、
苦しみや悩みをのりこえる潜在的な力を汲み出し、
苦労や悩みごとで曇った心の鏡を清らかにして、
自由な発想や閃きを得て、今を楽しむ心を取り戻そう。
禅・瞑想の目的
瞑想とは、心を空にすること。
「天風の言葉」
空の世界には、
驚くべき甦りの力が、
あふれるほど、
湛えられている。
瞑想とは、
潜在意識のクリーニング、
いわば”心の洗濯”
”瞑想の力”で、
人生を好転させる!
禅・瞑想の効用
直観力が強くなる | 直感的に正しい答えを思いついたり、いいアイデアがどんどん出てくる。 |
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健康につながる | 高血圧、高コレステロール、肥満、糖尿、成人病予防に効果。ストレスに強くなる。 |
人間関係がよくなる。 | 他者への共感、思いやりの感情が強まる。結果、社会や家族との関係が良好になる。 |
哲学的考察① | 「本心・良心」の発現により、本当に自分が何をしたいか、するべきか、はっきりと知ることが出来る。 |
哲学的考察② | 瞑想の習慣は、もし何か、ピンチが訪れたときでも、救い、切り拓いていく武器になる。 |
禅・瞑想の目的と効用
直感力が強くなる。健康につながる。人間関係が良好になる。
瞑想の方法まとめ
「座禅」と「瞑想」の違い
「瞑想と座禅はどう違うのでしょうか?」
という質問を受けることがあります。
結論から言いますと、
座禅と瞑想は同じものである。
と考えるのがもっとも賢明だと思います。
なぜなら、「もっとも正しい座禅」と
「もっとも正しい瞑想」とは、
その内容においては、
まったく同じものだからです。
座禅という言葉は、
長い歴史のある日本の禅宗で
使われてきた用語であり、
瞑想はあらゆる、
「座って心を静める方法」を言います。
世界全体で行なわれている瞑想法は、
おもなだけでも、現在、
10種類ほどはあるでしょうか。
しかし、その中には、実体は、
「集中の行」だったり、
瞑想と言うよりも宗教的な
空想が目的だったり、
本来の瞑想の目的から
外れたものも少なくありません。
「沢井惇弘(著)最高の瞑想法」より引用」
禅・瞑想の種類・方法まとめ
瞑想の下準備 | 瞑想に入る前に行なう「調心」心を清らかで静かな状態にする。「調息」呼吸を整える。「調身」ストレッチや柔軟等で体の調子を整える。 |
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一点注視法 | 黒い丸い点やローソクの灯等を、じっと見て意識を集中する方法。 |
一音傾聴法 | ブザーの音や、鈴の音等の流れる様な連続音を集中して聞く方法。 |
瞑想の姿勢 | 背筋をまっすぐに垂直にする。眼は半眼で1㍍ほど前に落とす。 |
足の組み方 | 半枷麩座、結枷麩坐、正座、胡坐、椅子に座る、仰臥等。 |
一日に何回でも自由、生活リズムに合わせて、トータルで10分程度。多くても30分程。長すぎても効果は期待できない。毎日継続が大切。
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